車の買取り

車の買取り査定の交渉で業者から嫌われるタイプの人とは

車の買取りで嫌われるタイプ

そもそも業者に嫌われたら査定額アップは見込めない

人は、初対面でも相手から好かれるタイプの人もいれば嫌われる人もいます。その割合は、統計的に「好かれる人が2割」で「嫌われる人が2割」程度になると言われています。

何となく、自分の経験に照らしても、妥当なデータだと感じます。

残りの6割は、どちらにも該当しないということで、特に害のないタイプと言えますが、その後の印象によって判断されるとも言えます。

すなわち統計的には、余程のことがない限り概ね8割程度の人は、特に問題なく通常の基準もしくはそれ以上で査定してもらうことが可能と考えられます。

加えて、好感があって互いに良好な関係が築けたなら、査定額アップや、その他の追加サービスも見込めるかもしれません。

つまり好感が持てる上位の2割は、その人の印象(人柄)だけで高く買取をしてくれる可能性が高くなります。一方、中間層ともいえる「6割」はその担当者とのやりとりというよりは、会社の方針や経営状況によって査定額が決まってしまうといえるでしょう。

しかし、良好な関係を築くことができれば、その交渉の中で何らかの査定額アップが見込まれます。先ず重要なのは、好かれるというよりは嫌われないように注意することでしょう。

車の状態や履歴についてウソをつく人は最も嫌われる

ではどのような人が業者に嫌われるタイプでしょうか。

業者が最も嫌うタイプの1つは、状態や履歴に嘘をついている人です。

例えば、事故等を起こした事はありますかなどと問われた場合、その自動車のオーナーもそこは素直に述べるべきですが過去に事故を起こしていると査定額に影響を与え、確実に金額が下がってしまいます。

そのことを知っている人はあえて嘘をつくかもしれません。それだけでなく、修復をしてあれば過去にぶつけたかどうかはわからないと感じている人もいるはずです。

ここで疑問が生じます「買取業者のスタッフは過去に車のフレームが歪んでしまうほどぶつけた事を認識することができるのか?」

結論から言えば、事故などによって生じたフレームの歪などは簡単に発見することができちゃいます。

それをスタッフが見抜いた場合、直接お客さんに問い詰める事はありませんが、この人は信用ができない人だと考え、無理に査定額を高めようとしません。

どちらかと言えば、査定額を下げることになるはずです。

何故かと言えば、フレームが歪んでおり専門家の誰が見ても変だと感じる場合は、高額で買取などできるはずもなく、その他にも何か隠している可能性が高いため、リスクが極めて高い車両と判断されるからです。

結果的に、安値でしか買取をしてくれないことになりますがそれならば最初から正直に述べた方が断然有利なわけです。

買取ってもらう車の相場を全く知らない人は嫌われる

自動車を売却する場合、その相場をある程度理解しておいた方が良いかもしれません。

昔のように、インターネットもなく情報に乏しい時代は、車の雑誌などを購入したり、詳しい知人などから聞いたりして自分の車がどれぐらいの金額で売れるのかを調べることになったはずです。しかし、面倒な場合は、それすらしなかった人も多いかもしれません。

一方最近は、インターネットで専用サイトを活用したり、中古車として検索してみたりすれば簡単に査定額(販売価格)を調べることができます。

自分と同じタイプの自動車で同じような年式の自動車がいくら位で販売されているのかを見れば、買取価格も自ずと分かるものです。

ほんのちょっとの手間の違いで自分の自動車の相場を知ることができるでしょう。

この点に関し、自動車会社の人もそれをよく認識しているため、本当に売る気のあるお客さんであれば、当然ながら相場をある程度調査し把握していと思っているはずです。

それにもかかわらず、相場を知らずに一方的な要求やクレームを言う人がいのも事実です。

例えば、相場に照らすと、相当状態が良い車両でも1,000,000円未満なのに、1,000,000円未満では安過ぎるなると強く主張する人がいます。

全く、業者側からすれば、全く根拠のない要求を突きつけられているわけで「このお客さんは対応が面倒だ」と思われて、嫌われる部類に入ってしまうでしょう。

売却する方は、愛着があるため安い金額で買い取って欲しくないと言う気持ちがあるのは理解できますが、やはり事前に現在の相場を調べておかないと、意味のない交渉を続けることになる恐れがあります。

査定額アップを強引に迫る人は嫌われる

査定額は、基本的にそう簡単にアップさせることができません。もちろん会社によっては、お客さんの方から、もう少し査定額をあげてほしいなどと言われることが多く、あえて少ない金額を提示してくることもあります。

例えばその自動車が1,000,000円だった場合でも、900,000円と提示して、後になってお客さんがもう少し高くしてくれませんかと懇願した場合、100,000円ほどアップするようなことはよくある交渉術です。

実際にビジネストークとしてもこの考え方は悪い考え方ではありません。人は、最初に安い印象を与え後から徐々に高くする印象を与えるとイメージが良くなるケースがほとんどです。

買取の場合であれば、最初は少ない金額を提示しておき、後からお客さんだけは特別に高値で買取をしますなどと言われ高値を提示してくれればやはり嬉しいものです。間違いなくイメージを良くなるでしょう。

ただ、すべての人にそのようなことをするわけではありません。査定をする前の段階で、印象が悪い人に関してははっきり言えば高値で買取をしたくないと考えるわけです。

なぜこのような人に高い金額で売らなければならないのかと疑問に感じるでしょう。場合によっては、むしろ「このお客さんの車は買い取りたくない」と判断され、絶対に制約しないような価格で査定するケースもあります。

スタッフも人間です、基本的には一定の基準に基づき、客観的に査定額を判断するのが建前ですが、少なからず主観(相手の印象など)が入るのは当然でやむを得ないことでしょう。

まとめ:車の買取業者から嫌われるタイプ

以上、「車の買取り査定の交渉で業者から嫌われるタイプの人とは」について解説しました。

嫌われるタイプとは、車の買取りに限ったことではなく、生活全般についていえることです。要するに、普段から初対面の人と、どう接しているか、好印象を持たれるためにどのように気を付けているか、の延長といえます。

やはり最も嫌われるタイプは「お客様は神様」の意味を履き違えて、横柄で強引な交渉をする人です。

当然、業者側にもお客を選ぶ権利があります。交渉を進めたくないお客と感じたら、それ以上の交渉を進める義務など業者側にはありません。

一方、客側も業者を選ぶ権利があり、「この業者には売りたくない」と感じたら、他を選べば良いだけです。

すなわち、両者共に対等の立場にあって、自由に交渉を進めることができます。こうした状況下で、お互いに気持ちの良い取引ができれば、自ずと結果はついてきます。

お互いの立場を尊重して交渉を進めるのが何よりも大切だと思います。

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